book

「真夏の夜の夢」W・シェイクスピア

舞台では何度も見ているけど、戯曲で読んだのは初めて。シェイクスピアはバカだなあと思った。なんてバカバカしいんだ。ようやっとシェイクスピアの良さがわかるくらいになったので、今年の誕生日までに全戯曲読破しようかと思う。翻訳者は誰が良いだろう、…

「ノルウェイの森」村上春樹

いまよりももっとひねくれたガキだった時分、流行の本なんか読んでやるものかと、いまさらになって「ノルウェーの森」を初めて読んだ。結局、この話が別段好きではないのだが、面白いとは思う。そして、本を読むことは自分にとってなんらかのやる気を起こさ…

「あらし」W・シェイクスピア

病院の職員の人に借りた。こんなところに演劇をやっている人がいるとは意外だ。お互い意外で面白がった。シェイクスピアアレルギーはもうすっかり治って、面白く読んだ。たしかに格調高いし詩として美しい。だからといって好きな作家かと問われたらまた別だ…

「現代演劇のフィールドワーク」佐藤郁哉・東京大学出版会

副題、芸術生産の文化社会学。演劇制作に携わるもの必読、劇団主催者や演劇学者も読んでおいた方がいい。学者さんが書かれているのでところどころ難解だが、現状分析と将来への提案はとても役立つ。現代日本の小劇場演劇は先行きが暗いような気がずっとして…

「広告論講義」天野祐吉

朝日新聞の「CM天気図」なんかでおなじみの作者。この人の文章はやわらかくて読みやすいのだが、時代を見透かすするどさも併せ持っていて、読んでいて楽しくかつなるほどなあと勉強になる。この本は「CM天気図」よりはかっちり書かれているが、それでもやっ…